このドキュメントの目的

WindowsでVSTiプラグインを使って音を出すには、とりあえずminihostというVSTホストアプリケーションを使えば可能です。
しかし、minihostは次の問題(制約)があります。

  • オケと同時再生できない(出来ないことは無いが使い勝手がとても悪い)
  • Windows Media Player等と同時に音を出せない
  • 内部でエフェクトをかけることが出来ない

2つの異なる音を同時に再生できないのはWindowsの制限です。

ここではDAWを使用して、トラック1に音楽(オケ)を、トラック2にMIDI入力のソフトウエアシンセサイザーを配置し、オケに合わせて自分でMIDI楽器で演奏する事を目的としたセットアップを紹介します。
ウインドシンセに特化した内容になっていますので、その他の機材を使用する場合は読み替えてください。

Reaperとは

特にWindows用では有名なDAW(Digital Audio Workstation)です。
すなわち、デジタルオーディオ編集の為のソフトウエア。

市販のDAWでは、SONARやCubaseが有名です。 MacOSに付属しているGarage BandもDAWです。

Reaperは有料のシェアウエアですので、継続して使用するにはお金を払う必要があります。
ライセンス形式には2通りあって、225ドルと60ドルあります。225ドルの方は商用で使う場合、それ以外は60ドルの方で良いとなっています。
ただし、以下の条件であれば60ドルの安い方で良いそうです。

  • 学生が学問や趣味のために使う
  • 完全に個人利用であり、Reaperで作成した楽曲を売ることはしない
  • 商用利用であっても、年間売り上げが600ドル以下である

Reaperは60日の試用期間があり、その期間は制限なしに試用することができます。
試用期間を過ぎてもずっと使い続けたければライセンスを購入します。
ただし、試用期間を過ぎてライセンスを購入しなかったとしても、起動時にメッセージが5秒間出るだけで機能制限は無いようです。
5秒待ちたくない、クリックがめんどくさい、気に入ったから買う!という人はライセンスを購入しましょう。次の次のメジャーアップデートまで(今買うとv5.99になるまで)有効だそうです。現在と次までの2世代は継続ライセンスされます。

IFWとは

IFWはウインドシンセに特化したソフトウエアシンセサイザー音源です。
アナログシンセを模した構造で、サンプリングやPCM型式の音源では得られない音色が得られます。
設計的にはEWI3020mを狙っているようで、甘めのフィルタースカート特性等、当時のサウンドを再現させるべく作り込みになっているようです。
IFWは、DAWホストアプリに組み込んで使用する「VSTiプラグイン」として提供されています。

機材構成

  • 楽器:ウインドシンセサイザー(EWI)
  • 音源:IFW(VSTiプラグインとして提供されているソフトウエアシンセサイザー)
  • オケ:CDからリッピングしたWAVファイル
  • テストに使用したPC
    • 自作PC(ビデオ編集や開発ツールを使うための仕様)
      • Windows7 Professional(X64)
      • Core-i7-3770(4コア8スレッド)、16GB、SSDその他でウンTB
      • 動作OK
    • VAIO Pro 11"(2013年モデル 日本版)
      • Windows8.1 Professional(X64)
      • Core-i7 4500U(2コア4スレッド)、8GB、SSD 256GB
      • 動作OK
    • VAIO TT180(2008年モデル 北米版)
      • Windows7 Ultimate(X64) 英語版
      • Core2DUO U9400(2コア2スレッド)、4GB、SSD 256GB
      • 動作OK
    • VAIO TZ91(2007年モデル 日本版)
      • Windows7 Home(x86)
      • Core2DUO U7600(2コア2スレッド)、2GB、HDD 250GB
      • 動作OK(ダイエットをしてやれば可能)
    • VAIO Type-P(2010年モデル 日本版)
      • Windows7 Home(x86)
      • ATOM Z520(1コア2スレッド)、2GB、SSD 128GB
      • 動作限界(きついダイエットをしてやれば可能だが、かなりキツい)
    • Diginnos DG-D08IWB(2014年モデル ドスパラWin8タブレット)
      • Windows8.1 with Bing(x86)
      • ATOM Z3735F(4コア4スレッド)、2GB、eMMC 16GB
      • McAfee?アリ。内蔵SOUNDは音がブツ切れになって使えなかった。オケはMicroSD。
      • 動作OK(念の為、パフォーマンス設定をスクリーンフォントを除いてOFFにした)
  • インタフェース
    • USB-AUDO
      • Sound Blaster X-Fi Go2! ASIPro(ASIO非対応)
      • Roland UA-1G(ASIO対応)
      • TASCAM US-600(ASIO対応)
    • USB-MIDI
      • Roland UM-ONEmk2
      • TASCAM US-600

※ダイエットとは、DAW以外のソフトウエアは入れずウイルス対策等も軽い物を使うこと。 ※きついダイエットとは、さらに画面表示関係の装飾効果を全てOFFにしてやります。 ※VAIO TTの場合はUSB-AUDIO無しでもASIOが使用でき、遅延も感じられなかったです。

使用できるPCのスペック

Core2 DUO以上(デュアルコア)で、メモリーは最低2GB(4GB推奨)です。
メモリーは2GBでも動作しますがギリギリです。かなりスリム化しないと2GBでは安定しません。
スリム化とは、セキュリティ(ウイルス対策)を止めて、ネットワークも止めて、DAW関係以外のソフトを全てアンインストールするくらいの事をやります。専用機にする位で。
Vistaはメモリー管理の関係で2GBでは無理でしょう。Win7が推奨です。

Core2 DUOが発売になったのは2006年7月、Windows Vistaが同11月ですので、そのころ以降に生産させたPCなら概ね大丈夫だと思います。ただし、しつこいようですが積めるならDRAMは4GB積んでください。2GBまでしか積めないプラットフォームもあるので注意が必要です。
4GB積めるCPUが乗ったVAIO TTの発売は2008年です。

最近のクアッドコアATOMのタブレットではすんなり動きました。
ただし、こちらもメモリーは2GBのモデルを選んだほうがよいでしょう。安価なWinタブは1GBの製品が多いので要注意です。

1. ASIO4ALLのインストール

※使用するUSB-AUDIOがASIOネイティブ対応している場合は、ASIO4ALLのインストールは不要です。

Windowsのサウンド系は遅延が大きく、そのままでは生演奏に使用できません。これはVistaからの仕様なのでどうにもなりません。
そこで、ASIOドライバを使用して、サウンドチップとの間にカーネルが介在しないようにします。このASIOドライバに対応しているサウンドチップかどうかがポイントになります。
このASOI4ALLは、Windows標準のWDMに対応しているサウンドチップに介在し、ASIO準拠に変換するモノと考えれば良いです。これにより、ASIOドライバが付属していないサウンドチップでもASIOが使用できるようになります。

ASIO準拠アプリ→(ASIO)ASIO4ALL(WDM)→WDMサウンドチップ→出力

ASIO対応のUSB-AUDIOインタフェースを使用した場合は、既にASIOドライバがインストールされている場合があります。そのときはこのASIO4ALLは不要です。
例えばRoland UA-1Gは専用ドライバにASIO 2.0が含まれています。

ASIO4ALLのダウンロードとインストール

ASIO4ALLは汎用ASIOドライバとして有名なフリーソフトウエアです。
こちらからダウンロードします→ http://www.asio4all.com

asio4all_download.JPG

イギリス国旗の「ASIO4ALL 2.xx - English」をダウンロードします。
ダウンロードしたら解凍して、インストールします。

ASIO4ALLの設定は、ASIO4ALLを使うソフトから行います。

2. IFWのダウンロードとインストール

IFWの入手先は限定されています。
FacebookまたはmixiにIFWのグループがあるので、そこに入会してから入手することになっています。入会はすぐに承認されます。
また、2次配布は禁止されていますので、どちらかのSNSに入って自分で入手する必要があります。

入手したら解凍し、「ドキュメント」の直下に入れておきます。この場所が後で重要になります。IFWフォルダごとドキュメントに配置します。次のようになるはずです。

  • ドキュメント
    • IFW
      • mac
      • sounds
      • win

このうちmacフォルダはMacOS用なので不要です。削除してもかまいません。

IFWのsoundsフォルダの位置は重要です。
IFWから音色パラメータリストを選択する時に、パラメータファイルをこの場所に置いておかないとsoundsフォルダに入っているファイルリストが出てこなくなります。
この指定を守ることは強く推奨します。

3. Reaperのダウンロードとインストール

Reaperはいろいろなサイトを見てみると、v0.999を勧めている例が殆どです。
しかし、v0.999はXpまででしか正常に動かないようです。特にMIDI信号の取り込みに問題があるようでまともに動かせませんでした。
ここでは有料版のv4.xxxを使用します。
v4.xxxは有料ですが、非営利の場合は$60と安価です。また、まだ未確認ですが、トライアル期間が終了しても、同様にダイアローグが数秒間出るだけで機能はそのまま全て使えるようですから、じっくり試すことができるようです。

ダウンロードページ→ http://www.reaper.fm/download.php

reaper_download2.JPG

使用しているWindowsのバージョン(64bitか32bitか)を確認してダウンロードします。
解らなければ32bitで動かします。64bit OSでも32bit版は基本的に動きます。
※コントロールパネルのシステムを開けば、自分のWindowsがどちらかが解ります。

ダウンロードしたら、そのまま実行してインストールします。

4. Reaperのセットアップ

Reaper起動の前に

  • USB-AUDIOのドライバがインストールされている事
    • ASIO非対応の一般的なUSB-AUDIO(Sound Blaster等)であればOS標準ドライバで良い
    • ASIOネイティブ機器(RolandやSTAINBARG等)の場合は専用ドライバーをインストールしておくこと
  • USB-AUDIOインタフェースがPCに繋がっていること
  • USB-MIDIケーブルのドライバがインストールされている事
    • EWI-USBとEWI-5000は付属のソフトを入れておけばOK
  • USB-MIDIがPCに繋がっていること
    • EWI-USBやEWI-5000はPCにUSB接続することでUSB-MIDIとして働きます
  • IFWをドキュメントフォルダ直下にコピーしてあること

以上を確認したら、Reaperを起動してください。

初期設定

Audio Deviceの指定

Options>Preferences>Audio>Device
reaper_setup1.JPG

スクショの通り、各項目を設定します。
first/lastの所に接続したUSB-AUDIOの名前が出るはずですが、出てこないまたは選択できない場合は、ASIO Configuration...をクリックして、ASIOドライバの設定を行ってください。

ASIO Driverの設定

reaper_setup2.JPG

ASIO Configurationを開くと、この画面が出ます。この画面がASIO4ALLの設定画面です。
PC内蔵サウンドチップ(例えばRealtek HD Audio)が選択されていると思うので、接続したUSB-AUDIO(例えばSoung Blaster X-Fi Go! Pro)を指定します。
これはASIO4ALLがどのサウンドデバイスを対象とするかを指定していることになります。

ここでASIO4ALLの動作を簡単に説明しておきます。
ASIO4ALLはWindows PCのサウンドデバイスのアクセス仕様(API)であるWDMと、DAWソフトウエアの接続先デバイスであるASIOを中継ぎする機能をしています。乱暴な言い方をすれば、フォンとXLRの変換プラグみたいなモノです(本当は違うが、その程度の理解でOK)。
出力系で言うと、DAWでミックスされたメイントラックの音声がASIOに吐き出され、ASIO4ALLが受け取って、それをWDMに仕様変換をして投げる動作になります。
ここでの設定は、ASIO4ALLが最後に投げる先を指定していることになります。内蔵サウンドチップなのか、外付けのUSB-AUDIOなのか、どっちに投げるかを指定します。
ここを間違うと、USB-AUDIOから音を出したいのにPC本体から音が出てしまうような事が起きます。
また、このときはWindowsが握っているルートとDAW(Reaper)が握っているルートの2つができるため、PC本体の音量調整(タスクバーのスピーカーアイコン)は効かなくなります。
しかし、本体音量を0にするとALL MUTEになるので外付けも音が出なくなるので注意してください。

  • 内蔵Audio Deveiceを使った場合
    asio4all-1.jpg
  • 外付けAudio Device(USB-Audio)を使った場合
    asio4all-2.jpg
  • 外付けASIO対応Audio Device(UA-1G等)を使った場合
    asio4all-3.jpg

下に行くほど、サウンドクオリティが高く遅延も小さくなります。
これからUSB-Audioデバイスを購入する場合は、ROLAND等のASIO対応と書いてある製品がお勧めです。
この場合はASIO4ALLの代わりに付属の専用ドライバをインストールして使います。
私はROLANDのUA-1Gを使っています。(Music Creater 5のセット品)

MIDI Devicesの設定

Options>Preferences>Audio>MIDI Devices
reaper_setup3.JPG

接続しているUSB-MIDIの名前(例えばUM-ONE)がEnableになっていることを確認します。もし、Disableになっていた場合は、Device名(例えばUM-ONE)をダブルクリックしてプロパティを開き、2つあるチェックボックスを両方とも有効にします。
OKすると、MIDI InputsがEnabledになります。

Configure MIDI Input
reaper_setup4.JPG

IFWをVSTi Plug-inとして登録する

Options>Preferences>Plug-ins>VST
reaper_setup5.JPG

Add...をクリックして、IFWを配置したフォルダ(マイドキュメントのIFW)を指定する。
続いて、Clear cache/re-scanをクリックしてファイルを読み込ませる。

ここまでで下準備が完了しました。
この先は実際にトラックを作って、実際の構成を組んでいきます。

5. Reaperにトラックを作って音を出すまで

新規トラックを作る(トラック1=オケ用)

Track>Insert new trackを実行すると、新しいトラックができる。
その右のタイムラインにWAVファイル(MP3ファイルも可))をドロップするとオケがインポートされる。
WAVファイルはインポート後も他のフォルダへ移動しないこと。Reaperはインポートしたファイルの位置を覚えているだけです。
reaper_setup6.JPG

WAVファイルがインポートされるとこうなります。
reaper_setup7.JPG

ここでPlayボタンをクリックすると音楽が再生されるはずです。
USB-AUDIOから音が出ていればOK。

新規トラックを作る(トラック2=IFW用)

Track>Insert new trackを実行すると、トラック1の下に新しいトラックができる。
reaper_setup8.JPG

  • 1の三角をクリックして、入力デバイスをMIDIにする。
    Input:MIDI>UM-ONE>All Channels
  • 2のFXボタンをクリックして、FX: Track 2のAdd FX to: Track 2を開く。
    VSTiの中にあるVSTi:IFW(ring2)を選択してOKする。
    reaper_setup9.JPG

この画面が出ればIFWのインポートは成功。
reaper_setup10.JPG
BROWSをクリックすると音色リストが出ます。これが、先にドキュメントに配置したファイル群とリンクしています。
とりあえず、例にならってOmens Of Loveあたりを選択しておきましょうか。

他は後でセットアップしますので、右上の×でいったん閉じてメイン画面に戻ります。

reaper_setup11.JPG
このままではEWIを吹いても鳴りませんので、トラック2の設定を続けます。

  • 3の赤いボタンをクリックして点灯させる。
    これで録音可能(入力有効)になります。
  • 4のスピーカーボタンをクリックして、Record Monitoring:ONにします。
    これで、常にモニター音が出ます。

ここまでで、EWIを吹くと音が出るはずです。
そして、Playボタンをクリックするとオケが演奏されます。

Recボタンを使えば、EWIで演奏したMIDIデータが記録されます。

トラック2にエフェクトを追加する

VSTプラグインをインサートすることで、各トラックに豊富なエフェクトをつなげられます。
たとえはディレイとリバーブを掛けたいことは良くあるでしょう。

reaper_setup12.JPG

Track2のFXをクリックして、IFWをインポートした時のFX設定画面を出します。
続いてAddをクリックして好みのエフェクトを追加します。
例えば、VST>VST:ReaDelay?(Cockos)でディレイを追加。
同様に好きなだけエフェクトを繋げられます。上から順に、楽器→エフェクト1→エフェクト2という感じで、コンパクトエフェクターを数珠繋ぎしていくのと同じ動きになります。
同じ名前のエフェクトを複数繋ぐことも出来ます。例えば、ショートディレイとロングディレイを2段繋ぎにしたい場合。このときは、ReaDekay?を追加して調整し、さらに下にReaDelay?を追加して調整します。何段でもいけます。
Rea〜で始まるVSTがReaper付属のエフェクターになります。使い勝手が良い感じなのは、ReaDelay?(ディレイ)とReaVerb?(リバーブ)でした。
あまりたくさん使うと音の遅延が発生したり、CPU負荷が重くなるので注意しましょう。

あとは各エフェクトを細かく調整して好みの音に仕上げます。
リストの左のチェックボックスをON/OFFするとエフェクターをON/OFFできるので、1つづつ調整して有効にしていって、最後に全部をONにして微調整するのが良いと思います。
各項目の調整方法の詳細は省略します。適当にいじれば解るはず。

最後に保存しておくのを忘れないように。

構成図

reaper_setting13.JPG

日本語化

Reaper 4.20以降に対応した日本語化パッチが公開されています。
https://github.com/chiepomme/REAPERJapanesePatcher/wiki

パッチ当て操作のTips

  • ダウンロードした「REAPER日本語化パッチ.exe」をデスクトップに置く
  • 「REAPER日本語化パッチ.exe」を右クリックして管理者で実行をする
  • 日本語化するReaper.exeを指定する
    • 64bit Windowsに64bit版を入れた場合は、Cドライブ→Program Files → Reaper(x64) → reaper.exe
    • 64bit Windowsに32bit版を入れた場合は、Cドライブ→Program Files(x86) → Reaper → reaper.exe
    • 32bit Windowsに32bit版を入れた場合は、Cドライブ→Program Files → Reaper → reaper.exe
  • 実行すると、Reaperが一度自動的に立ち上がります。
  • Reaperを終了して、再度立ち上げ直すと日本語化されています。 ただし、すべてのメニューが日本語化されるわけではないようです。

トラブルシューティングと様々なTips

保存しておいたプロジェクトを読みだしたら、MIDIやSoundデバイスが切断された

保存したときと同じUSBポートに各デバイスを接続してください。
違うポートに接続すると、新規デバイスとして扱われるため再設定となります。
これはUSB HUBを使った場合も同じで、いつも同じポートに同じ順番で繋ぐ様にしましょう。

しばらくは調子よいが、急に音が止ったり途切れたりする

IFWの音だけなら何時間吹いていても大丈夫だが、オケと同時に鳴らすと数分後に音が途切れたり止まったりする事があります。
この場合は、CPU能力が足りないか、搭載メモリーが不足しています。
特にメモリーが2GBしか無い場合に発生します。
初期のネットブック(ATOMのZ520=シングルコアのデュアルスレッド程度)と2GBのメモリーだとこの症状が発生します。
最近のWindows8タブレットもメモリーが1〜2GBの製品がほとんどなので厳しいようです。

キー(音程)が変わらなくなったりする

USB-MIDIインタフェースに安物を使うと起きやすいようです。
また、PCの能力が足りなくても起きやすいです。
MIDIデータが壊れて、壊れたデータでおかしな状態にロックされているのだと思います。
この場合はReaperを再起動するしか方法はありません。(MIDI Panicボタンがあればソレが効くかも)

EWIの電源を切ったら音が出っぱなしになって止まらなくなった

EWIの電源を切るのは一番最後にしてください。
MIDIケーブルを抜いてからEWIの電源を切れば大丈夫な事が多いですが、基本的な終了手順としては、Reaperを終了してからEWIの電源を切ります。

USB-AUDIOデバイスは必須か

VAIO TTでは内蔵サウンドデバイスをASIO4ALLで遅延無しに使えました。
これはハードウエア構成に左右されるので、内蔵で遅延無く動けばラッキーと思いましょう。まずはおかねはかけずにASIO4ALLと内蔵サウンドでやってみましょう。
サウンドの品質的には外付けのUSB-AUDIOを使った方が良いと思います。どうしてもPC内蔵でPCのヘッドフォン端子からアンプに繋ぐと音が痩せて聞こえます。
これからUSB-AUDIOインタフェースを購入する場合は、ASIOネイティブに対応しているものを強く勧めます。ASIOネイティブは遅延がとても小さいです。

USBハブは使わない方が良い?

PC直結が良いです。
例えば高品質なUSB-AUDIOはUSB2.0で動作し、USB-MIDIはUSB1.1で動作しているものが多いです。
この場合、1つのUSBハブに繋ぐと遅い方にまとめられてしまうので、USB2,0の高速転送を必要とするUSB-AUDIOの速度が落ちてしまいます。
48KHzサンプリング程度であれば差はほとんどで無いと思いますが、できる限り1ポート1機器で繋いだ方が無難です。
PCにUSBポートが2つしか無く、USB-AUDIOとUSB-MIDIとマウスを繋ぎたいときは、遅いデバイスであるUSB-MIDIとマウスをUSBハブを使って分岐します。一番良いのはマウスは使わないか、Blutoothにしてしまうことです。

動かない、ファイルリストが出ない

ログイン名に日本語を使っていませんか? 海外製ソフトウエアを使うときは、PCのログイン名に日本語が含まれているとトラブルが起きやすいです。
ログイン名は「澤田」ではなく「sawada」と半角英数にします。全角がダメなのです。

環境の違いによるレイテンシの比較

Macでやるのが一番レイテンシが低いです。
対してWindowsでは環境によって様々なレイテンシがあり、それはPC本体の能力以外の部分に依存する様子がうかがえます。
手持ちの範囲で調べてみました。

EWI-4000sのLINE OUTにプリセット01のSinging SAWを基準とし、MIDI接続したIFWで発音させた場合にどれくらい遅延が増えるかを測定しました。
IFWの音色はring2のTAKARAJIMAです。

Delay.jpg

  • i7-4770:デスクトップPCで、いろいろなソフトが入っています。
  • i7-4500U:VAIO Proです。
  • Core2 DUO:VAIO TTです。
  • ATOM Z3750F:ドスパラブランドのDiginnos Win8タブレット。2万円以下の激安PCです。
    このPCだけRolandのUA-1Gをアドバンスドライバで動かすことができませんでした。
  • MacBookAir?:Core-i5のLate 2011モデル。Jobsが健在だった頃最後の製品です。

Diginnos_Win8_SBXis.jpg 代表的な測定写真。ATOM PCのです。


添付ファイル: fileDiginnos_Win8_SBXis.jpg 897件 [詳細] fileDelay.jpg 926件 [詳細] fileasio4all-3.jpg 1001件 [詳細] fileasio4all-2.jpg 1073件 [詳細] fileasio4all-1.jpg 1026件 [詳細] filereaper_setting13.JPG 1100件 [詳細] filereaper_download2.JPG 1130件 [詳細] filereaper_setup12.JPG 965件 [詳細] filereaper_setup11.JPG 1081件 [詳細] filereaper_setup10.JPG 1028件 [詳細] filereaper_setup9.JPG 1022件 [詳細] filereaper_setup8.JPG 1094件 [詳細] filereaper_setup7.JPG 972件 [詳細] filereaper_setup6.JPG 1031件 [詳細] filereaper_setup5.JPG 1047件 [詳細] filereaper_setup4.JPG 948件 [詳細] filereaper_setup3.JPG 1049件 [詳細] filereaper_setup2.JPG 996件 [詳細] filereaper_setup1.JPG 1083件 [詳細] fileasio4all_download.JPG 1097件 [詳細]

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Last-modified: 2017-01-02 (月) 01:51:29 (385d)