早春,春,夏,秋...それぞれの季節の山の花。自転車ツーリング中にカメラで捉えた,そのも
っとも美しい表情をお届けします。山の花写真集・道端高山植物園の各レポートから,出来のよい
ものを選りすぐって集めました。それぞれの解説についてはリンクされたページもご覧ください。
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山の花写真集2002年版 乗鞍高原,乗鞍岳畳平の花
●乗鞍高原一ノ瀬園地 5月4日撮影 →乗鞍高原・早春 その2
今日はしっとりと雨模様。自転車はお休み。
乗鞍高原の奥,一ノ瀬園地では,今が盛りのミズバショウとショウジョウバカマの競演。湿地に咲
く花,雨の中で風情たっぷり。
一ノ瀬キャンプ場のさらに奥へ分け入ると,ミズバショウの群生地がある。森の中の湿地帯,ぐる
りひとめぐりできる遊歩道が整備された。
森から出ると,ひろびろとした明るい草原。雪解け水を集めて牧場を流れる早春の岸辺には,ネコ
ヤナギの仲間。牧場をゆく木道の傍らには見落としてしまいそうな純白の小さな花,イチリンソウ
の仲間ヒメイチゲ。ひっそりと。
●乗鞍高原鈴蘭 5月6日撮影 →乗鞍高原・早春 その3
昼なお薄暗い森の外には,明るい高原風景。5月上旬,春まだ浅く。
木漏れ日を浴びて,ひょっこり顔を出したフキノトウ。山岳道路の道端にて。
乗鞍高原鈴蘭地区のバス通り。傍らの林の中を青紫色に染めて,ヤマエンゴサクの群落が。
日当たりのよい道端には,ヨーロッパアルプスのスプリング・エンツィアンを想わせるフデリンド
ウの花が咲く。
●乗鞍高原鈴蘭 5月8日撮影 →乗鞍高原・早春 その4
常宿,乗鞍ファミリーロッジの中庭の池のほとりで雨上がりの朝。差し込んだ陽射しを受けて瑞々
しく輝く。
●乗鞍高原鈴蘭 5月9日撮影 →乗鞍高原・早春 その4
高原一帯に漂う甘い香りの正体はこれ。浅い萌黄色をバックに霞がかかったような白がたなびく。
満開のスモモの木をバックに。灰を鋤きこみ,今年の農作業も始まった。
高原の木立の中に,ニリンソウ。冬は雪,夏は茫々...一瞬をついて咲き急ぐ。
●乗鞍岳畳平 7月21,22日撮影 →乗鞍岳畳平・夏 その1
梅雨明け直後の乗鞍岳はいまだ天気は不安定。ガスが流れてくると気温はするりと下がり,一寸先
も真っ白け。ハクサンイチゲの白い群落が,あたりを蔽い始めた白い闇にゆっくりと溶け込んでゆ
く。
今が盛りのミヤマクロユリ。ガスがたなびく草原の一角に,謎めいた雰囲気を漂わせつつ。
キバナシャクナゲは初夏の花。この時期にお目にかかれることはあまりない。崖に張り付き,腕を
目いっぱい伸ばしてハイマツ林の陰を狙う。
列をなして渋滞するマイカーの群れ,列をなして恵比寿岳を登る登山者の群れ。畳平の喧騒を横目
に涼しげな,ミヤマキンバイ。一株。
●乗鞍岳畳平 7月22,23日撮影 →乗鞍岳畳平・夏 その2
あたり一面を残雪のように真っ白に染める,イチリンソウの仲間ハクサンイチゲ。ピークに出くわ
すと圧倒される勢いだけど,今年は残念。終わりかけ。
薄暗いハイマツの薮の下に,ひっそり小さくアール・ヌーボー調の電球。
やっと覗いた夏の陽射し。上から来るのと,下から来るのと。
●乗鞍岳畳平,位ヶ原 8月21,23日撮影 →乗鞍エコーライン
畳平を堪能して下山する。夏雲を仰ぎながら,滑るように落ちて行く。
道端で,木漏れ日のスポットライト。
一見地味だが,満開の株にアップで迫ると大変美しいシナノオトギリ。冷泉小屋付近のヘアピンカ
ーブにて。
さあゴールの畳平まであと2km。涼しい風が吹き抜けて沢筋が横切る。傍らには白い花をつけた
ナナカマド。ひととき横目で見とれてから,ラストスパートをかます。
●乗鞍岳畳平 8月29日撮影 →乗鞍岳畳平・秋 その1
乗鞍岳ヒルクライムレースが終わって,乗鞍岳は秋本番...と思いきや,真夏も真っ青な抜ける
ような青空。
真っ青な空の色が,こぼれ落ちてきた。
でも,季節の歩みは着々と。秋色漂う草原に,チングルマの綿毛がなびく。
この花が咲くと,秋はいよいよ本番。さらに黄色く透かしたように枯れてくると,山にはそろそろ
初雪が。今年のシーズン,最後を飾る。
●乗鞍高原鈴蘭 8月30日撮影 →乗鞍高原・初秋
山頂より先に,高原に雪景色出現? ...ではなくて,満開のソバの花。
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